ストリピア――復興途上の世界
ストリピアは、現代の地球よりも少し文明の進んだ世界です。 十数年前に発生した大規模な地殻変動によって、多くの都市と生活圏が甚大な被害を受けました。 復興の進んだ都市部では高度な情報網や機械技術が利用される一方、中心部を離れれば、 今も災害の爪痕が残る廃墟や放棄区域が広がっています。
地殻変動は地上を壊しただけではありません。地下の構造と法則そのものを変え、 それまで存在しなかった異常空間――現在「ダンジョン」と呼ばれている領域を各地に発生させました。
地下とダンジョン
ストリピアの地下には、地殻変動を境に未知の空間が広がるようになりました。 放棄された施設や地下街に似た場所もあれば、既知の世界とは異なる環境へ接続しているとしか思えない場所もあります。 内部の構造は一定ではなく、同じ入口から侵入しても常に安全な経路が保証されるとは限りません。
ダンジョン内では、敵対的な生物、危険な罠、異常現象、回収可能な物資などが確認されています。 探索者は提示された経路や部屋を選び、状況を判断しながら最深部を目指します。 より深く危険な領域ほど大きな成果が期待できますが、当然ながら生還率まで保証されるものではありません。
地底線と五つのエレメント
ダンジョンの深部では、生物や機械、装備品へ異常な影響を与える「地底線」が観測されています。 発生原理の全容は解明されていませんが、その影響は性質によって 火・水・雷・風・氷の五系統――エレメントに分類されています。
LDC社の契約探索者には地底線への耐性を高める処置が施されていますが、影響を完全に無効化できるわけではありません。 被ばくが蓄積すると「深度」が上昇し、探索中の身体・精神・装備・探索端末に具体的な異常が現れます。
炎上
装備や持ち物が異常加熱し、移動時や戦闘中に身体へ損傷を与えます。
浸蝕
精神が継続的に蝕まれ、探索を続けるための活力を奪います。
計器異常
探索用AIや電子機器へ干渉し、進行先や情報表示を大きく乱します。
風化
武器・防具・衣服を急速に劣化させ、その品質を低下させます。
凍結
体温と運動能力を奪い、罠への対処や危険の回避を困難にします。
各状態異常の正確なゲーム上の効果は、Rulebook「状態異常」を確認してください。
Liminal Dungeon Corp.
Liminal Dungeon Corp.――通称LDC社は、動画配信を中心とするエンターテインメント事業を母体としながら、 現在はダンジョン探索、地底線対策、契約探索者の管理と支援を行う企業です。
LDC社は探索者向けの耐性処置、探索端末、戦術支援、装備供給、救助およびクローン再生成の体制を整え、 危険な地下探索を継続可能な事業へと変えました。その成果を復興へ還元すると同時に、 探索そのものを巨大な配信コンテンツとして運営しています。
Live Death Challenge
Live Death Challengeは、LDC社所属の探索者によるダンジョン探索配信です。 視聴者は、未知の部屋を選ぶ瞬間、敵との戦闘、罠や異常現象への遭遇、そして探索者の成功や失敗までを見守ります。
配信の注目度は同接数として記録されます。危険な状況を切り抜けることも、 思いがけないトラブルに巻き込まれることも、視聴者にとっては見逃せない「撮れ高」です。 探索中に得たCreditsと最終的な同接数は、成功時の報酬へ反映されます。
契約探索者――あなたのことです
LDC社と契約し、Live Death Challengeの配信を行いながらダンジョンへ潜る人々を、契約探索者または探索配信者と呼びます。 富や名声を求めて自ら応募した者、生活のために働く者、流れ着いた先で身分と仕事を必要とした者など、契約に至る事情はさまざまです。
探索者には決められた一つの最終目標はありません。より危険なダンジョンの攻略、ランキング上位、実績やスポンサー評価、 装備収集、ほかの探索者との交流、あるいはキャラクター自身の物語を追うことも、すべて活動の一部です。
クローン再生成と救助帰還
LDC社の契約探索者は、探索中の致命的な事故に備えて身体情報を登録されています。 HPまたはMPを失い戦闘不能となった場合、探索は失敗し、現在の身体をどう扱うか選択しなければなりません。
クローン再生成
現在の身体をダンジョンに残し、新しいクローンを生成します。クローン番号が1増加します。
COST: CURRENT BODY救助帰還
10,000 Creditsを支払い、救助班によって現在の身体を回収します。クローン番号は増加しません。
COST: 10,000 CREDITSどちらを選んでも探索へ持ち込んだ物資と探索中の獲得品は失われます。 クローン番号による能力上の有利・不利はありませんが、その選択と記録をキャラクターがどう受け止めるかは探索者自身に委ねられます。
探索以外の活動
探索から戻った後も、契約探索者の生活は続きます。 次の仕事へ備えるだけでなく、稼いだCreditsを使い、ほかの探索者と関わり、自分なりの目的を追うことができます。